みなさんこんにちは、よし(@yoshi)です。
web制作は学習段階でも挫折する確率が高いと言われていますが、実際案件を取れるようになってから消耗し、挫折している人も少なくありません。
私自身、クラウドソーシングでの案件対応で消耗した経験があります。
そこで今回はクラウドソーシング案件の消耗しやすいポイントと上手な使い方を解説していこうと思います。
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【挫折につながる?】クラウドソーシング案件で消耗しがちなポイント
まず私自身経験した、クラウドソーシング案件で消耗し、挫折につながるポイントを解説していきます。
単価が安すぎる
既に知られていることですが、クラウドソーシングのweb制作案件は単価が低めです。
特に実績が少ない場合、相場とかけ離れた金額で案件を受け、実績を積まなくてはいけません。
確かにクライアント側の立場に立ってみたら、実績もない人に高額で依頼しようとは思いません。
既に実績を持っている人と戦うためには、基本的には金額で勝負するしかありませんからね、、、
実際私の初案件も、LPデザイン・コーディング合わせて1万円で受けました。
時給換算したら本当に数百円とかの世界でしたね。
とこんな感じでクラウドソーシングで実績がない人は特に単価が安い中案件をこなさなければいけません。
競合が多い
web制作のブームに伴い、クラウドソーシング案件の応募数はかなり増えました。
クラウドワークスやランサーズで「コーディング」や「WordPress」と調べてみるとわかりますが、2~30人の提案は当たり前ですし、多い時は60人以上提案されている案件もあります。
実績がない状態でこんな大人数の中選ばれるには、金額で勝負するか、レベルの高い仮想サイトを作るなど、差別化する対策が必要です。
納期が短い
クラウドソーシングで受ける案件は納期が短い場合が多いです。
経験上クラウドソーシングの案件は、
社内でのリソースが足りなく、時間がないためクラウドソーシングで外注する
のタイプが多かった為、比較的納期が短く消耗しました。
また、提案から受注決定までの期間が長く、結果的に納期がギリギリになる事もよくありました。
例えば、8/20に案件の募集がされていて、納期が9/5と設定されている案件に提案したとします。
こちらとしては数日で受託決定する想定で提案し、納期まで約2週間と認識しています。
しかし、8/30頃に受注決定した場合、納期まで5日しかない状況になります。
このように、提案時は余裕だと思っていても、納期が近づいてから受注が決定する時は結構消耗します。
想定外の業務まで任される
案件を受注した時には想定していなかった業務を任されることになり、消耗するケースもあります。
クラウドソーシングの案件の中には、業務内容が詳しく明記されていない案件も少なからずあります。
そのような案件に応募し、自分の想定していた業務内容と相手の想定していた業務内容が異なることでトラブルに繋がることもあります。
例えば、「webデザイン」という言葉は人によって定義が曖昧です。
web制作をやっている人なら、webデザインはあくまでデザインカンプ作成までの認識だともいます。
しかし、クライアントさんの中には、「webデザイン=webサイトを作ってくれる事」と認識している人もいます。
知り合いがこの認識の違いでトラブルになり、実装は外注する事になるなどかなり大変そうでした。
挫折しないクラウドソーシングの使い方
ここまでクラウドソーシングで消耗しやすいポイントをまとめてきました。
次に、なるべく消耗せず、挫折する危険を減らすクラウドソーシングの使い方を解説していきます。
初案件以降は安売りしすぎない
実績がない時は、単価が低い案件をこなすのは仕方がないことだと思います。
しかし、初めの1,2案件が済んだら、低単価で仕事を受けるのはやめましょう。
低単価で大量に案件をこなすと、一つ一つの案件に力を注げずクオリティーも落ち、精神的にもきついです。
私は初案件を取ってから1ヶ月で7件ほど低単価案件を獲得し、月20万円ほど稼ぐことができました。
しかし、結果的に精神的にも肉体的にも消耗し、その後1ヶ月は案件をとる気になりませんでした。
少ない案件で単価を上げることを意識すると、一つ一つのクオリティーにもこだわることができ、やりがいも感じられます。
おそらく低単価の案件を受け続けていたら挫折していたと思います。
実績がついたら単価を意識するようにしましょう。
地雷案件に気をつける
クラウドソーシングを使う際最も気をつけたいのが地雷案件です。
実績がない時の案件はただでさえ混乱しがちなのに、もしそれが地雷案件だったらトラウマになってしまいます。
地雷案件については以下の記事で詳しく解説しているのでぜひチェックしてみてください。
コンペ形式は基本的に使わない
クラウドソーシングには、コンペ形式の案件も多々みられますが、あまりおすすめしません。
コンペ形式とは提案する際に作品を提出する案件です。
ライアントは提出された作品を選び、気に入ったワーカーに報酬を払うといった形式。
そもそも、コンペ形式はクライアント側には好都合ですが、ワーカー側からしたらかなりリスキーな案件です。
一生懸命作成したデザインでも選ばれなければ無価値になってしまいます。
練習がてら提出してみるのは良いかもしれませんが、個人的にはコンペ形式はおすすめしません。
初めに業務内容、出来る事、出来ない事を確認する
クラウドソーシングのクライアントには、ITの知識に疎い方もいらっしゃいます。
相手の想定している作業内容がどの範囲なのか、今の自分に対応できる作業なのかは正式に受注する前に確認するようにしましょう。
たまに、「少しできないことがあっても調べればできるから大丈夫!」という意見も見られますが、これは人によります。
メンターなど、問題が起きた時にすぐ相談できる人がいるなら少しくらい背伸びをしても良いかもしれませんが、完全独学の人がこれをやるとクライアントに迷惑をかけてしまう可能性があります。
お金をいただいて仕事をする以上、クライアントに迷惑をかけることだけは絶対にしてはいけません。
そのために、受注前に作業内容をしっかり確認するようにしましょう。
ある程度実績を積んだら、制作会社と繋がろう
ここまでクラウドソーシングの上手な使い方を解説してきました。
しかし、個人的には多少の実績を作れたらクラウドソーシングは卒業することをおすすめします。
クラウドソーシングを全く使うなと言う訳ではありませんが、やはりクラウドソーシングはどうしても単価が安かったり、クライアントの都合に振り回されることが多く精神的に消耗しがちです。

じゃあ次は何をすればいいの?
クラウドソーシングで一定の実績を作れたら、web制作会社と直接繋がることをおすすめします。
制作会社とうまく繋がれたらクラウドソーシングより高い単価で仕事を受けられたり、信頼を勝ち取れば継続的に案件をもらうことができます。
既にクラウドソーシングで結果を出している人は制作会社への営業を検討してみてはいかがでしょうか。
それでは!
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